木村拓哉の
「BG身辺警護人」
5月14日は傑作選として
第5話が放送されましたが
今回もプロのボディーガード目線で
心構えやノウハウを解説します。
今回は昔のクライアントからの依頼で
逆恨みの復讐のような展開でしたが
身辺警護の内容は
ボディーガードを目指す人には
勉強になると思いますよ。
目次
BG身辺警護人をプロのボディーガードからみたポイントとは?
今回は昔のクライアントからの依頼で
逆恨みからの復讐のような展開でしたが
いつものように
場面ごとのボディーガードの
動きを見ていきたいと思います。
ボディーガードについて
詳しくはこちらをどうぞ
ボディーガードになるには強い意志と心構え そして基本が大事!
SP ボディーガードの心構え
まずは出だしで
依頼案件についての会話で
上川隆也
「我々の噂を聞いて是非にもとの依頼です」
木村拓哉
「是非にもとは逆に怖いですね」
上川隆也
「危険なクライアントではありません」
この会話を皆さんはどう思いますか?
別になんとも思わない人がほとんどでしょうが
前にも書きましたが
「今すぐに来て欲しい」や
今回の「是非あなたにお願いしたい」などは
ちょっと何か隠していることが
自分の経験上、多々あります。
依頼を相談された時は
一応クライアントのことも調べて
依頼内容と照らし合わせながら
依頼を受けるかどうかを判断しますが
犯罪絡みは当然として
遺産や会社相続など欲得が絡んだ依頼は
クライアントが正義とは言い切れませんからね。
特に精神疾患者の入院移送依頼では
普通にあり得ることなので
依頼内容には注意しましょう。
いつもと同じですが
クライアントに対して
「体を張ってでも護ります」
「必ず護ります」
このような言葉は民間警護では
絶対に言ってはいけません。
身辺警護では
100%大丈夫なことなどありませんから。
今回で一番重要なことは
ボディーガードがクライアント以外の人を
助けている間にクライアントが危険な目に遭ったこと。
依頼を受けて打ち合わせをするときに
「誰を警護するのか」
これを決めておく必要があると以前書きましたが
今回はこのことがテーマでしたね。
目の前で人が死にそうでも
ボディーガードはクライアントから離れてはいけない?
人として難しい問題ですが
ボディーガードはあくまでクライアントを護るのが仕事です。
そこにクライアントの家族がいたら?
クライアントの友人がいたら?
事前にどこまで護るのかを決めておかないと
いざという時に判断が遅くなってしまいます。
ドラマの中でも
木村拓哉が子供を助けた後に
もう一人のBGを無線で呼びましたが
子供を助けに行くときに
相棒のBGを無線で呼べば
展開は変わっていたかもしれませんね。
BG身辺警護人傑作選第4話はこちら
木村拓哉のBG身辺警護人 傑作選第4話をプロのボディーガードが解説!
SP ボディーガードの身辺警護技術
今回は身辺警護技術として
それほど参考になる場面はなかったですね。
木村拓哉がクライアントとホテルを出るときに
クライアントに視線を向けている人に気づいていること
同じ場面で
大臣を護るSPの立ち位置とSPの視線
それとパーティー会場で
やはり大臣を護るSPの立ち位置とSPの視線は
なんとなく観ているでしょうが
基本通りの動きでしたね。
ボディーガードが人を護るときは
立ち位置と目線が大事ですよ。
BG身辺警護人傑作選第6話はこちら
木村拓哉のBG身辺警護人 傑作選第6話をプロのボディーガードが解説!
木村拓哉のBG身辺警護人 傑作選第5話をプロのボディーガードが解説のまとめ
今回のドラマの展開で
最後にクライアントが木村拓哉に
「子供を助けたのは間違いではない」
こう言った場面は
やはりクライアントとの信頼関係なんですよね。
クライアントが危険な目に遭っても
「君のおかげでこの程度で済んだ」
こう言われるくらいの信頼が必要なですよね。
今回も前回と同様で
クライアントとの信頼関係がないと
身辺警護はできないという
SPの動きも含めて基本的な要素が多かったですね。
本当のボディーガードを目指す人は
参考にして下さい。
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