DVやモラハラの
加害者になりやすいタイプがあるように
DVを受けやすい人にも
いろいろなタイプがあります。
どのようなタイプの人が
DVを受けやすい人なのでしょう?
そのタイプをご紹介します!
目次
DVを受けやすい人のタイプとは?
DV被害にあいやすい女性の特徴は
・罪悪感を覚えやすい
・相手の欲望に応えようとしすぎる
・自己評価が低い
「幼い頃から真面目で
いい子だった女性ほど
当てはまりやすい」
尽くすタイプ
夫のために何でもしてあげたい!
心の中には
「認めてもらいたい」
この欲求があります。
夫は尽くされると
それが当たり前となり
エスカレートします。
不倫経験者
DVを受ける妻が
「結婚前に既婚者と付き合っていた」
このデータは結構あります。
育った家庭にDVがあった
父親が母親に
暴力を振るう姿を見て育った子供は
DV家庭になる可能性が高くなる
いわゆる連鎖があります。
家庭の中に
暴力があることになれてしまい
その異常さに
気づきにくいのかもしれません。
女性の共通点は
「自己評価が低い」
という点です。
尽くす妻は
相手の役に立てなければ
「愛される資格がない」
と、思い込んでいます。
既婚者と恋愛するのも
無意識に
自分を安売りしています。
DVの家庭に育つと
親のゆがんだ価値観を
当たり前として受け継いでしまう。
暴力はダメと判っていても
気づけば自分もDVの被害者に
なっていたケースは多々あります。
DV被害者の心理とは?
人を無視するのが苦手で
「何か事情があるのでは」
「本当は良い人の筈」
「相手を正せるのではないか」
このように考えがちで
加害者から離れられない傾向があります。
「無視ができない」
この根本には
「自分自身が無視をされたくない」
という心理でしょう。
「自分には魅力や才能・価値が無い」
自己評価が低く
「相手を切り離したら自分が孤独になる」
こういう強迫観念から
相手と離れられない。
同情を「愛情(友情)」と認識しやすい
嫌いだと思いつつ、心のどこかで
「可哀想な人だ」と同情をして
相手から離れたことに対して
罪悪感を持ち続けてしまう。
「同情=愛情(友情)」
この考えの歪みが
DV加害者、クレーマー
トラブルメーカー等の
「困った人」に対して
「可哀想な人だ」と考え
その気持を愛情だと思ってしまう。
明らかに理不尽な被害を受けても
「自分にも悪いところがあった」
なかなか相手を嫌いになりきれず
無関心を貫くことができなくなってしまう。
精神科医の片田珠美先生の
自著『男尊女卑という病』
ここでも3つの特徴を挙げています。
世界保健機関の調査によると
「世界の女性の3人に1人が暴力をうけている」
性的または肉体的な暴力を
受けたことのある女性は相当な数になるのです。
「罪悪感を覚えやすいタイプ」
問題のある男性については
「自分にも悪い部分がある」
と考えてしまうのです。
他人を攻撃し支配しようとする側は
この罪悪感を巧みに使ういます。
「おまえが俺を傷つけたからこうなった」
「おまえが正直に話していないからこうなった」
は、彼らの常套句です。
「他者の欲望を満たそうとするタイプ」
付き合った男性の期待(欲望)に
応えようとしすぎるタイプです。
「かいがいしく世話し
相手の欲望を完璧に満たそうとする」
こういう女性ほど受け身で
自分の欲望を持つことができない
と片田さんは指摘します。
「自己評価が低いタイプ」
どんなに見た目が可愛かったり
どんなに器用に仕事をこなせても
どんなに真面目で努力家でも
自分に自信がないのです。
「自分はつまらない人間だ」
「たいしたことのない人間だ」
という意識が彼女にある。
だからこそ
捨てられないように一生懸命努力する。
少々、理不尽なことをされても
自分が耐えなければならない
と考えるのである。
DV加害者について
詳しくはこちらをどうぞ。
「DVの心理 DV加害者の特徴と対処方法!」
DV、モラハラの対処方法!
DV モラハラ被害から抜け出すには
「相手を正すのは諦めて距離を置く」
DV・モラハラ被害者は
「話し合っていけば問題は解決する」
「相手も改善していける筈」
という考えを持ち
関係を続けてしまう傾向にあります。
大きな心の歪みがあることも多く
それを二人の話し合いで解決することは
非常に難しいと言えます。
既に被害に遭っているという場合は
加害者への歩み寄りは早い段階で諦め
距離を置くことを考えましょう。
「自分のコンプレックスに向き合う」
両親や兄弟からの物理的・精神的な虐待
過去の恋人からのデートDV
学生時代にあったいじめ被害等
心に傷を負った人の場合
自己評価の低さが特徴です。
過去の自分の感情にフタをして
自分の心の問題に気づいていません。
自分自身の過去に向き合い
哀しみや怒りを癒すことが
問題解決の一歩に繋がります。
「周囲へ相談をする」
「自分にも悪いところがあるから」
こういう理由から
自分ひとりで問題を抱え込んでいます。
DVやモラハラの問題を
自分だけで解決はできません。
家族や友人、会社等
サポートをしてくれる人に
早めに相談をすることが大切です。
「加害者を刑事告訴した場合」
暴力は暴行傷害罪
家庭内レイプは強制性行等罪にあたります。
(夫婦であったとしても性行為を
義務付けられることはありえません)
裸の写真の撮影を迫ったり
写真を送りつける要求は強要罪です。
過去に
警察や児童相談所が介入していれば
病院の診察を受けているでしょうから
関わった方々の証言や
カルテなどの記録も
証拠としての価値はあります。
友人とのメールも証拠となります。
刑事事件として告訴する場合は
必ず警察署の生活相談課を訪ねてください。
DVなど家庭内の問題を
専門的に扱う部署ですから
交番などよりも確実に頼りになります。
一人で問題を抱え込まず
第三者に相談して守ってもらい
助けてもらうことが重要です。
参考資料
「警察署の生活安全課」
DVは家庭内の問題であると同時に
暴行や傷害といった犯罪でもあります。
生活安全課はそのような事件を専門とする部署です。
「福祉事務所」
社会福祉法に基づき
各自治体には福祉事務所が設置されており
DV被害の相談も受け付けています。
婦人相談員というスタッフが
DV被害についての対応をしてくれるます。
「児童相談所」
DV被害のある家庭の子どもの将来について
相談される上で役に立つものと思われます。
「女性センター」
政令指定都市や各都道府県などの
県庁所在地にあります。
DV問題の相談を受け付けています。
「法テラス」
無料で法律問題についての
相談を受けてくれますので
いきなり弁護士を訪ねるのが不安であれば
こちらに相談するのが良いでしょう。
DV問題の相談も受付けていますから
最初に相談して
各所の紹介をお願いしましょう。
「配偶者暴力相談支援センター」
激しい暴力を受けるなど
身に危険が迫った場合に
緊急保護をしてくれる施設です。
どこにでもあるというわけではありませんが
本当に危険な場合には
こちらにアクセスしてください。
まとめ
DVやハラスメントの被害については
50%以上の人が
「周囲に相談をしていない」
という統計も出ています。
自分一人で
辛さを抱え込んでしまっています。
「打ち明ける場所が無い」
「自分の過去に向き合えない」
こういう時には
カウンセリングや専門医を探しましょう。
ある程度の規模の病院であれば
診察のときに相談されるのもよいでしょう。
近年はDV被害者への
心身に対して専門的なケアを行い
関係各所を紹介してくれる病院も増えています。
DV被害者は
緊急の場合は体裁など気にせず
交番や近所のインターフォンを鳴らすなど
自分と家族の身を
第一に考えて動く心構えが必要です。
DVシェルターについて
詳しくはこちらをどうぞ。
DVシェルーターとは?DVシェルターの連絡方法や場所そして現状!
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