SPになりたいと思っている
女性も相当数います。
しかし男性と一緒で
ハードルはかなり高く
少数しか居ないのが現実です。
SPに女性がなるための条件で
身長も影響してきます。
女性の場合は
男性との体格、体力差を
どうカバーできるかが
大きな壁となっていますが
必然的に女性のスーツにも
男性と同じ機能が必要です。
SPに女性がなるための
条件、身長、スーツについて
まとめてご紹介します!
SPに女性がなるための条件とは?
日本の警察官全体に対して
女性警察官の割合は約3割です。
警視庁には4万人以上いますが
SPは約200~300人で
女性はそのうちの5%ほどです。
SPの資格条件
身長173cm以上
柔道又は剣道、合気道3段以上
拳銃射撃上級
英会話ができることなど
これらの一定の条件を満たし
SPとしての適性が認められ
尚且つ
上司などから推薦を受けた者が
候補者として
3ヶ月間の特殊な訓練を受けて
更にこの候補者の中から
不審者を発見するための
目配りを怠らないための
強靭な体力と精神力があり
パトカーの運転テクニック
同僚との協調性、自制心
自己管理能力、法令遵守の精神
VIPに対する礼儀作法
そして
襲撃された時には
「人間の盾となる覚悟」
これらの条件に
該当した者のみが任命されます。
実際のSPの9割以上は男性で
30代後半~50代が中心です。
長時間に及ぶ警護があるため
どうしても男性が多くなりますが
適性においては男女の差はなく
SPとして大事な
漏れなく現場で目配りをして
いち早く不審者を発見して
警護対象者を守るには
やはり体力が必要で
その体力差が男女の
数の差になっているのでしょう。
一般的にはSPは男性社会ですが
女性の対象者を警護する必要性から
女性SPのニーズは高まっていますが
まだまだその数は非常に少なく
対象者が女性である場合でも
女性SPは1名程度です。
エリザベス2世来日の際には
女性ならではの配慮や
「女性のほうが安心する」
という要望を受けて
女性SPのみで行う
通称「表敬部隊」が編成され
現在も残っています。
女性の割合が低いのは
どうしてもSPの選抜過程で
男女の体力差が影響していると
考えるのが自然でしょう。
SPにある方法と女性SPについて
詳しくはこちらをどうぞ。
SPとボディーガードの違い そして女性も行う訓練内容とは?
SPに女性がなるための条件で身長は重要?
警察官の採用基準は
男性がおおむね160㎝
女性がおおむね155㎝
SPの基準は
男性が173㎝以上
女性が170㎝以上
身長は絶対条件ではなく
ある程度の
基準となっているのが現状です。
但し
警察官の募集の基準より
SPは男性で13cm
女性で15cmも基準が高いのは
警護という仕事上
「人間の壁」
という考えもあるので
仕方ないのかもしれません。
ボディーガードの資格について
詳しくはこちらをどうぞ。
ボディーガードになるには資格が必要?ボディーガードになる方法とは?
SPの女性はどのようなスーツを着用する?
SPのスーツ姿は
SPのバッジを衿に付け
文字が白く染め抜かれた赤いネクタイ
地味な色の背広で
上着の前を開けたまま
これが一般的なイメージでしょう。
SPのスーツは
ダークカラーが基本で
明るい色のスーツは着ません。
Yシャツは白色の長そでが基本です。
上着の前を開けているのは
装備品を取り出しやすくするためで
特殊警棒・無線機等は
ズボンのベルトに装着しているので
それらをスムーズに取り出せるように
ジャケットの後ろも
サイドベンツにするのが基本です。
SPは要人警護のため
端正な身なりを求められます。
髪形も例外ではなく
規定はありませんが
長髪はいません。
女性SPも
男性と同じようにスーツですが
ネクタイはしないのが普通です。
市販の女性のスーツは
ウエストを絞ってあったり
丈が短かったりするので
ジャケットの下に
拳銃や無線機などの装備をつける
SPには不向きなので
決まった紳士服の仕立屋で
丈を長めに
内ポケットを多めにした
スーツを作るのが通例です。
高価な物ではなく
手入れを怠らないにようにし
色はダーク系が普通です。
髪は肩にかかるくらいで
仕事で邪魔にならないように
伸ばさない人が多く
ネイルもしないのが普通です。
警護する要人や場所に応じて
シャツの色を変える人もいます。
警護対象の行動や
行く場所に対して
服装を合わせることも
SPとしての仕事です。
警護対象者に
不快な思いをさせず
信頼関係を築かなくては
警護の仕事は出来ません。
まとめ
政治家を含めて
社会で主要なポストに
女性が多くなってきている現代では
女性のSPのニーズは
高まってきています。
民間においても
ストーカー事件や
DVでの案件など
警護対象者が女性の場合
警護員も女性のほうが
スムーズに行動できます。
SP・ボディーガードの世界も
女性の躍進を期待します!
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