ボディーガードになりたい
と、思っている人や
現実に目指している人にとって
ボディーガードになる方法や
条件又は適正があるかなどは
いろいろ検索するでしょうが
どれが本当なのか気になるでしょう?
実際に私も
ボディーガードの訓練を
受けようと思ったときに
いろいろと検索して調べました。
ボディーガードの世界に入って
10年以上が経ち
今までの経験から
ボディーガードとしての条件や適正
どのような訓練が必要かを
全てご紹介しましょう!
ボディーガードになる方法は?
ボディーガードになる方法として
大きく分けると二つの方法があります。
一つ目は
警視庁のSPや皇宮警護官
に、なる方法です。
当然公務員試験を受けて
警察官、皇宮警察官になってから
警察官として経験を積み
昇進試験を受けながらSPや
警護担当を目指す方法です。
二つ目は
民間で警護を行う方法です。
この場合は警護を行っている
警備会社に所属するかを
有名人や企業、要人などから直接雇用されて
ボディーガードになる方法があります。
SPとボディーガードの違いについて
詳しくはこちらをどうぞ。
SPとボディーガードの違い そして女性も行う訓練内容とは?
警備会社に所属しても
直ぐに警護業務に就けるかどうかは
会社によりますが
ほとんどはそれ相応の訓練と
経験を積んでからでないと無理でしょう。
反対に直ぐに警護に就ける会社は
警護を判っていない証拠ですね!
個人で
ボディーガードとして活動するにしても
それなりの実績がないと
警護の依頼など来るわけもないので
「格闘家だから、元警官だから、元傭兵だから」
このような肩書きだけで
警護をできるわけがありません。
ボディーガードとして警護を行うためには
かなりの訓練による
スキルが必要になってきます。
金魚の糞のように
対象者にくっついているだけでは
対象者を狙っている襲撃者から見ると
「いつでも襲える」
どのような世界でも
狙っている者のほうが絶対に有利なのです!
ボディーガードの基本について
詳しくはこちらをどうぞ。
ボディーガードになるには強い意志と心構え そして基本が大事!
ボディーガードになる条件はあるの?
警視庁のSPになるためには
当然基準があります。
(身長173㎝以上、柔道、剣道
合気道3段以上、拳銃射撃上級など)
民間においてもそれぞれの会社で
基準を決めていると思います。
個人で行う場合は基準はありませんが
相手が相応の報酬を支払うだけの
実績やスキルを求められるのは当然です。
日本において
新米のボディーガードだとしても
現場に出るために
最低限、以下のスキルは必要でしょう。
1.徒歩移動で
警護対象者の安全確保ができる
2.盗聴、盗撮器などの検索
3.ストーカーなどの尾行や
それらからの脅迫、脅威への対処法
これら以外に様々なスキルは当然必要ですが
新米ボディーガードとして
先輩の助けがある状況であれば
この3つがあればなんとかなると思いますが
民間では予算の都合上人数は最低限に抑えられ
一人一人の能力を最大限に発揮出来なければ
警護自体が失敗する可能性が高いので
世間一般での
「見習い期間」
ボディーガードの世界では
この期間はあり得ないので
そう簡単には現場に出ることは
出来ないでしょう。
これ以外に
・爆発物の知識を持っての検索
・車の運転技術
・襲撃者の制圧能力
・持病を持っている対象者への緊急措置
以上のようなスキルが加われば
現場をある程度任せて貰えるようになるでしょう。
ボディーガードの適正などはある?
「ボディーガードはサービス業です」
このことを理解して警護を行える人でないと
民間では会社に所属していようが
個人で行っていようが
クライアントから直ぐにクレームが入るか
解雇されてしまうでしょう。
警護対象者のクライアントは
企業の要人から個人事業者、OLなど
様々な環境の人たちです。
様々な環境のクライアントに合わせた
マナーや身だしなみは当然必要となります。
企業のトップと会うときの
マナーは必要ですし
ホテルでの会議や会食などのときの
マナーも必要です。
同時に
企業のトップや要人の会話の内容や
行き先、面会相手など
クライアントに関する情報には
守秘義務があります。
私はいつも訓練生に
「ボディーガードは優秀な秘書になれる」
こう言っています。
ボディーガードはクライアントの
行動予定
趣向、嗜好による
行動パターンなどを予想して
安全確保の計画を
立てておく必要があります。
日常の生活を規制して
安全確保をするのは簡単ですが
民間においては
「普段通りの生活で安全を確保する」
このことが民間警護の最大の命題です。
「ボディーガードはサービス業」
ここを理解して
クライアントと
コミュニケーションをとりながら
普段の生活を変えずに
安全を確保していく姿勢が必要です。
まとめ
ボディーガードになる方法には
大きく分けて2つあります。
公務員となって警護業務に就く場合は
その組織の基準に従って
業務するのみだと思います。
民間でボディーガードになっていく場合は
相応のスキルを持つための訓練が必要ですし
当然ですが
社会人としてのマナーが必要となります。
それも企業のトップと
一緒に行動できるマナーです。
ボディーガードとして
現場に出れるようにするための
訓練を受けるとなると
スクールでいろいろでしょうが
30万くらいは必要だと思います。
しかし、給料は?といば
警備会社所属であれば
普通のサラリーマンと大差はありません。
個人で雇用してもらえるようになるには
もっと高度なスキルが必要になるために
更なる訓練費用が必要になるでしょう。
ボディーガードはお金よりも
人を護ることに
価値と喜びを感じられる
性格が必要でしょうね。
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