ストーカーといえば
よく耳にするようになりましたが

相手がストーカーになるきっかけは
よくわかりませんよね。

日本のストーカー規制法は
男女の恋愛のもつれを基本としているので

それ以外のトラブルは
対象外となっています。

確かにテレビでよく観るニュースは
恋愛関係からの事件がほとんどですが

殺人などの凶悪事件だけが
ニュースになっているので

ストーカー＝恋愛関係

こういうイメージが
強くなってしまいます。

ストーカーとはどんな人間で
どういうことをするのかをしることは
ストーカー対策の第一歩となります！

 

ストーカー行為とは？

 

 

警察への相談件数が
年間で２万件を超えるストーカー被害

それらのストーカー行為とは
おおむね８パターンに分類されます。

 

ストーカー行為の分類

 

１．つきまとい・待ち伏せ・押しかけ
２．監視しているとわからせる
３．面会・交際の要求
４．乱暴な言動
５．無言電話・ＦＡＸ・メール
６．汚物の送付
７．名誉を傷つける
８．性的羞恥心の侵害

つきまといなどのように
相手が判る場合は対処も早く取れますが

相手が判らない場合は
少し対処の仕方も変りますし

時間もかかるので一人で悩まず
信頼できる人に早く相談するべきです。

最近はＳＮＳで知り合ってから

「ストーカーに変貌する」

このケースも増えています。

相手の顔も性格も仕事も

「全てが嘘に包まれたストーカー」

が、増えています。

ＳＮＳの活用は有意義ですが

「自分は大丈夫」

と、思っているとストーカーに限らず
様々な犯罪に巻き込まれてしまいます。

ストーカーは
自己中心的な支配欲の考えが強いので
自分一人で対応しようとせず

第三者の助けを借りて対処しないと
解決しない場合がほとんどです。

ストーカー規制法の
対象外となってしまっていますが

最近は近隣や職場でのトラブルによる

押しかけや無言電話の
ストーカー行為も増えています。

どちらにしても
警察や第三者に協力してもらわないと
解決できない事案がほとんどです。

ストーカーのタイプについて
詳しくはこちらをどうぞ。
「ストーカーになりやすい人の特徴と心理　対処法とは？」

 

ストーカー規制法の変遷

 

 

ストーカー規制法のきっかけとなったのは
１９９９年の桶川ストーカー殺人事件です。

 

桶川ストーカー殺人事件

 

１９９９年、当時21歳の女子大生が

元交際相手の
加害者男性を中心とするグループに

執拗な嫌がらせをうけた上に
ＪＲ桶川駅前で殺害された事件です。

まだ

「ストーカー」

この言葉自体が
社会で認識が進んでいなかった当時

元交際相手による嫌がらせから
殺人に発展したことは衝撃でした。

主犯格である男性の異常性や

メディアが
逃亡中の男性の居場所を特定したり

その男性が自殺してしまったり・・・

社会に強烈に

「ストーカー」

と、いう存在を印象付けました。

これをきっかけとして
翌年異例の早さで施行されたのが

「ストーカー行為等の規制等に関する法律」

いわゆるストーカー規制法です。

それ以前は
明確に脅迫罪や家宅侵入罪など

明らかに刑法に問えるもの以外は
警察も介入できませんでした。

これによって

・まちぶせ
・つきまとい
・嫌がらせ

これらの行為が罪に問えるようになり
警察の介入がしやすくなりました。

 

逗子ストーカー殺人事件

 

２０１２年の神奈川逗子市で起きた
逗子ストーカー殺人事件では

元交際相手の加害者男性は
脅迫メールを送りつけ
脅迫罪で逮捕されたものの

執行猶予中にも
1000通以上も送信したそうです。

逗子ストーカー殺人事件は

被害者女性は警察に相談しますが
当時のストーカー規制法の条文では
Eメールが定義されておらず

警察は思うように動けず
被害者が刺殺されるという最悪の結果です。

これにより法改正が行われた翌年
Eメールによる連続送信も
つきまとい行為と加えられました。

こうして
たった1つの行為が抜けていただけで
殺人事件にまで発展してしまいました。

 

小金井ストーカー殺人未遂事件

 

２０１６年の
小金井ストーカー殺人未遂事件は

芸能活動をしている女性が
ファンから刃物で刺された事件です。

幸い殺人には至らなかったものの
この事件でも女性は事前に警察に
相談していた経緯がありました。

加害者男性による
SNSやブログへの連続書き込みによって
恐怖を覚えていました。

この当時すでにSNSやブログの書込みを
条文に加えてはと検討されていましたが
先の法改正で見送られた後で起こった事件です。

どちらの事件も
条文に記載されていないことで
警察が介入できず殺人へと発展しました。

 

法改正のポイント

 

懲役６月または罰金５０万円から
懲役１年または罰金１００万円に

ＳＮＳでの中傷や執拗なメッセージも
規制の対象となりました。

親告罪だったのが非親告罪になりました。

これによって
被害者が告訴しなくても
起訴できるようになり

ＳＮＳやネットの活用で

「自分は大丈夫」

と、思っているとストーカーに限らず
様々な犯罪に巻き込まれてしまいます。

ストーカーは
自己中心的な支配欲の考えが強いので
自分一人で対応しようとせず

第三者の助けを借りて対処しないと
解決しない場合がほとんどです。

ストーカー被害に遭いやすい人について
詳しくはこちらをどうぞ。
「ストーカー被害に遭いやすい人とは？その特徴と対処法！」

 

 

ストーカー対策の第一歩

 

 

ストーカーに被害に合わない方法は？

よく聞かれるのですが

「ありません」

これしか言いようがないです。

恋愛関係からのストーカーだとしても
その人がストーカー体質だとは
なかなかわかりませんし

全く接点のなかった人から
ストーカーされることも結構あります。

家にひきこもらないと
ストーカーとは無縁とならないでしょう。

ひきこもりも同じですが
初期対応が肝心です。

自分はひきこもりもストーカーも

「病気」

こう考えていますから

時間の経過と共に
症状は悪くなると思っています。

ですから早期発見早期治療が必要です。

現実にストーカーに対して
医療として治療を行っている所もあります。

ストーカー病について
詳しくこちらをどうぞ。
「ストーカー気質の治し方は病気と同じです！その原因と治療方法とは？」

 

ストーカーの対処方法

 

あなたがもし
日常生活で何か判らないけど

「何か変？」

こう感じたときや
誰かにつきまとわれた時は

信頼できる周りの人に相談して
行動を起こす必要があると思います。

「何か変？」

と、思ったら原因を見つけないといけないし

相手が判っているときは
ハッキリと意思表示しないとダメです。

当然相手が

「会って欲しい」

というだけの要求でも
ハッキリとした態度で意思表示をしないと

ストーカー体質の人は
自己中心的に勝手な思い込みが始まります。

ストーカーの心理は
支配欲の強い自己中心的な考えですから
理解できないのが当たり前です。

なので
自分達が考える常識的な対応をしていると
ストーカー行為がエスレートしていきます。

あなたが

「ストーカーかも？」

と、思っている人が

「知人なのか？」

「面識もない人なのか？」

最初の対応が変わります。

それと同時に

「必ず行動を記録して証拠にする」

メモ書き、写真、ビデオ

全てを証拠とする必要があります。

「ストーカーかも？」

知人であればまだ危険度は低いですが

面識のない人であればその段階で

「あなたの生活は把握されている」

と、考えたほうがいいでしょう。

知人でもつきまとい行為があり
家も知られている状況であれば
危険度は上がります。

「ストーカーは病気」

時間と共に
必ずストーカー行為は悪化します。

「付き合って欲しい」
「プレゼントを受け取って欲しい」
「返事が欲しい」

なんらかの要求が出てきた時点で
はっきりと断らないといけません。

要求を断っても
なお要求が続くようであれば
信頼できる人や警察に相談しましょう。

ストーカーには
自分だけで対応しようとせず

必ず第三者に入ってもらいましょう！

メールやＳＮＳをブロックすると
ストーカーは激高する場合がありますし

相手の状況を把握するためにも
ブロックせずに
第三者の協力を求めましょう。

ストーカー対策について
詳しくはこちらをどうぞ。
「ストーカー対策を知らない人はボディーガードを依頼すべき！」

 

 

まとめ

 

 

ストーカー＝恋愛関係

こういうイメージですが

最近はＳＮＳで知り合ってや

近隣・職場でのトラブルによる

押しかけや無言電話の
ストーカー行為も増えています。

「自分は大丈夫」

と、思っているとストーカーに限らず
様々な犯罪に巻き込まれてしまいます。

ストーカーは
自己中心的な支配欲の考えが強いので
自分一人で対応しようとせず

第三者の助けを借りて対処しないと
解決しない場合がほとんどです。

あなたがもし

「何か変？」

こう感じたときは

信頼できる周りの人に相談して
行動を起こす必要があります。

「ストーカーは病気」

時間と共に
必ずストーカー行為は悪化します。