「大切な人を危険な目に遭わせない!」
「水と安全はタダではない」
こういう時代に日本もなってきたと感じます。
ボディーガードと言えば
映画やテレビドラマのおかげで
「屈強で格闘のプロ」
格好良く強いイメージですが
実際にはどんな格闘技や武道を
行っているのでしょう?
ボディーガードに興味がある人は
ボディーガードの仕事内容に必要な
護身術や護身用具などの装備にも
興味が湧くでしょう。
これらのことをご紹介します
ボディーガードの仕事内容とは?
ボディーガードとは
政府首脳や国賓、会社役員、著名人などの要人
ストーカー、DV被害者まで
さまざまな危険にさらされている人の
身辺警護をするスペシャリストです。
ボディーガードになるための道は
大きく官・民二つに分かれます。
警察官や特別司法警察職員となり
いわゆるSP、セキュリティポリスや
天皇・皇族の護衛にあたる皇宮護衛官
暴力団から危害を受ける恐れのある人を
警護するPO、身辺警戒員などです。
民間では身辺警護を請け負う
警備会社などに就職したり
私立探偵業の一環として
個人で行ったりする方法です。
ボディーガードになる方法について
詳しくはこちらをどうぞ。
ボディーガードになるには資格が必要?ボディーガードになる方法とは?
ボディーガードの仕事内容は
クライアントの「身体」を守る
このイメージが強いと思いますが
クライアントの日常生活を守る必要があります。
「危険」を理由に
生活スタイルに規制ばかりをかけるのは
本来のボディーガードの仕事内容ではありません。
極力、日常生活を変えずに
クライアントの安全を確保しなければなりません。
クライアントの安全を確保するためには
「家」「会社」「路上」「店舗」・・・
あらゆる場所の安全を確保する必要があります。
つまり
クライアントの「身体」「財産」「生活」
全てを守る必要があります。
テレビや映画の影響で
「ボディーガードは屈強で格闘の達人」
格好の良いイメージだと思いますが
クライアントの全てを守るためには
クライアントの生活に合わせて行動するため
勤務時間や休憩は会社勤務とは違います。
トイレや食事も自分の都合では行けません。
クライアントの一日が終わってから
ボディーガードは明日の準備をして
翌日は
クライアントの朝の始まりに合わせます。
ボディーガードの仕事内容は
不眠不休と言ってもいいくらいです。
決して憧れだけで出来る仕事ではありません。
クライアントの日常生活を守れるスキルと
ボディーガードとしての志が必要です。
ボディーガードに必要なスキルとは?
1.徒歩で移動中の安全確保
2.車両移動中の安全確保
3.盗聴・盗撮器の発見技術
4.不審物・不審車両・不審者の発見技術
5.護身術
6.救急法
これらのスキルがなければ
ボディーガードとして
クライアントを守るための
警護計画を立てることが出来ません。
ボディーガードの護身術とは?
護身術に興味がある人は
ボディーガードやSPが行う
護身術とはどういうものなのか
やっぱり結構興味が湧きますよね?
護身術を言葉で説明するのは
ちょっと難しいですができるだけ
判りやすく紹介できればと思います。
ボディーガードが行う護身術が
一般的に行われている護身術と何が違うのか?
簡単に言うと
その時、その状況で
「使えるものは何でも使う」
ただ、これだけです。
とは言っても
イメージしずらいと思いますが
例えば襲われたときに
・カバンを持っていた
・傘を持っていた
・ポケットにペンをさしていた
・小銭
・ペットボトル
・何も持っていない
いろいろな状況が想定されると思います。
持っている物をどう使えますか?
カバンであれば盾にできるし
アタッシュケースなんかは角で殴れますね。
傘も開けばある程度の盾になりますし
尖った先で相手を突けば良いですね。
ペンも相手の目やのどを突けば良いです。
何も持っていないときは?
石、植え込みの木の枝、砂利、土・・・
何でも手に取れるものを武器にします。
でも基本は必ず何か格闘技をしていますよ。
当然ですが
ボディーガードは
まず自分を守れなければ話になりませんから。
訓練では
身の回りで使える物を使っての対処も行います。
タオル、ベルト、椅子・・・
状況でいろいろ違うと思いますが
できる限り素手での対応は避けますね。
ゴムのナイフに口紅を付けて素手で対応していると
最初は手や体が口紅だらけになっていましたからね。
慣れてくると
タオルと空手の蹴り
ベルトと蹴り
こんな感じで組み合わせて対抗していましたね。
自分の場合は得意パターンを決めています。
銃に対してはなかなか訓練できないですが
自衛隊での射撃訓練の経験から言うと
縦でも横でも素早い動きに対応しづらいので
素早く身を低くして遮蔽物に身を隠す
手の届く位置に構えられたときは
素早く銃を握り銃口を上、横に向ける
判っていても簡単ではありません・・・
ボディーガードの護身術は
自分の得意の格闘技を活用しながら
プラスアルファで何かを使う感じですね。
ボディーガードの護身術について
詳しくはこちらをどうぞ。
ボディーガードは強い?ボディーガードがお勧めの護身術とは?
ボディーガードの護身用具と装備とは?
警視庁SPは武器として拳銃・特殊警棒を携行し
装備として防刃ベスト・無線機・マグライトなど。
民間は警備業法の制約から
武器は携行することは出来ません。
護身用として特殊警棒・防刃ベストがあり
装備として無線機・フラッシュライトなどがあります。
民間のボディーガードは
ほぼほぼ丸腰状態ですね。
特殊警棒
防刃ベスト
フラッシュライト
警察と民間の一番の違いは
襲撃者と対峙したときに
武器として使用できるか
護身用としか使用できないか
この違いになります。
ボディーガードが襲撃者を制圧する場合
民間であれば正当防衛の範囲でないと
過剰防衛として罰せられます。
日本の法律は
まだまだボディーガードへの
認識が低い文化ですね。
ボディーガードの装備について
詳しくはこちらをどうぞ。
ボディーガードの装備は護身術と併せて武器にも対抗できる?
まとめ
ボディーガードの仕事内容は
警察も民間も同じです。
今の時代は
ストーカー事件など
民間のボディーガードは
慎重に対処しないと
「命の危険」
まさに現実です。
しかし
民間警備という制約から
装備についても
制圧の仕方についても
ボディーガードに不利な
扱いとなっています。
現代社会の犯罪の現状から
ボディーガードの必要性は
高まっています。
法律についても
ボディーガードの存在を
認めた改正を願いますね。
この記事へのコメントはありません。