痴漢、ストーカー、通り魔など
事件の報道が毎日のようにある現代では

女性は自分の護身を
真剣に考えておく必要があります。

勝ち気な性格の女性は
護身術も積極的に学びますが

痴漢などに狙われやすいタイプの女性ほど
護身術を学ぶのには縁遠い感じですね。

運動が苦手で
おとなしいタイプの女性が
護身術を初めて習う初心者として

すぐに使える技は何かあるのか？

どの急所を狙えばいいのか？

おすすめの護身術は何か？

これらについてご紹介します。

護身術で女性の初心者が使える技とは？

 

護身術の基本は

「危険な場所に近づかない」

「危険な道路を使わない」

これが全てです。

女性が暴漢に襲われたニュースを見ると

大抵は

「人通りの少ない道路」
「周りに人がいない建物」
「裏路地」

これらの所を一人で歩いています。

人は犯罪者が襲いやすい場所で襲われます。

危険な場所にさえ近づかなければ
襲われる確率は確実に下がりますが

それでも痴漢やストーカーなどの
事件が増え続けている現代社会では

女性も自分の身は自分で
守らなければならない時代です。

 

そこで覚えておいて損のない
初心者の女性でもできる

「護身術」

をテーマとして

実践的な空手などの技があるのか？

と考えてみると

やっぱり貫手（ぬきて）ですね。

と言っても、技と言うより

人差し指だけで
相手の目やのどを突くのが
一番実践的でしょう。

あとは掌底（しょうてい）
手の平の手首の付け根付近の
硬い部分を使います。

顎を下から突き上げるようにします。

ちょっと手首の使い方などを
練習しないとダメージを与えられないかも？

次に金的蹴り
靴の先端をちょっと股間に当てるだけでも
ダメージは与えられるでしょう。

これも蹴り方をちょっと練習しないと
相手の金的に当たりません。

そして裏拳（うらけん）
拳の手のひらの部分

しっかり拳が握れなくても
裏拳を相手の鼻などに当てると
ダメージを与えることができて
自分の手もケガをしにくい利点があります。

空手の動きはダイエットにも繋がり
ちょっと技を覚えておくと護身術にも使えて
強さと美しさを同時に手に入れられるでしょう。

自分に自信もついて
一石三鳥かもしれません。

 

外出先でもし危険な目に遭ったら？

 

まずは深呼吸をします。

 

人は危険を感じると
緊張して体が動かなくなります。

空手では息吹（いぶき）といって
鼻から大きく息を吸って
口から腹の空気を強く吐きます。

この時に丹田（ヘソの下）に
力を入れて呼吸と気持ちを整えます。

ですから
まずは深呼吸をして
パニックにならないようにしましょう。

 

次に目一杯の大声を出します。

 

空手では気合いを出すと言って
稽古中は「ヤー」「エイ」と
常に大きな気合いを出して
自分の気持ちを高めています。

科学的にも
声を出したほうが
筋力は強くなるのが証明されています。

空手をしたことがある人なら
息吹をして気合いを出すと
自然と闘う準備が出来るのが
わかると思いますが

普通の人は怖さから
身体がこわばって動けないので

大声を出して
恐怖から身体も心は解放しながら

身体に気合いをいれて
すぐに逃げられるように準備して

相手も大声で威嚇できるでしょうから
隙をみて逃げるようにしましょう。

ちなみに声は
「キャー」「助けて」と
何でもいいのですが

「火事だ」と叫ぶと
周りの人が集まってきやすいです。

 

戦わないといけない状況では？

 

自分の身の回りの物を
いかに活用できるかもポイントです。

 

護身術は戦うためのものではなくて
逃げるためのものなので

使えるものは何でも利用しましょう。

要領さえ掴めば
力のない女性でも十分に打撃を与えられます。

女性に限らず男性も
武器には素手で立ち向かわず
身近な物を武器として活用しましょう。

 

小銭だろうが石だろうが
手当たり次第に投げつけるだけでも
逃げる手助けにはなります。

 

鞄やハンドバッグを持っていれば
盾にしたり投げつけたり殴ったり
いろいろと活用できます。

 

傘があれば
一番役に立ちそうですね。

相手を突くこともできるので
相手を近づけないのに役立ちます。

傘を広げて盾の代わりにもなるし
殴ることもできます。

現実に
ＳＰ用の傘もありますから。

 

もし相手が近い距離で
自分も何も持っていないなら

先ほどの貫手、掌底、
金的蹴り、裏拳などを駆使して
その場から逃げられるように
体の使い方を覚えておきましょう。

ちょっと体の使い方を覚えておくだけで
護身術として役に立つことが多くあります。

 

 

護身術で女性が狙うべき急所とは？

 

 

護身術は戦うためのものではなく
逃げる手助けをするためのものなので

格闘技のようにルールはなく
相手の急所を狙って小さい力で
相手の動きを止める必要があります。

特に女性や子供など
体力的な差を埋めるためには
人の急所を攻撃するのが効果的です。

空手では人の急所を

上段は「人中(じんちゅう)」鼻と口の間

中段は「水月(すいげつ)」鳩尾（みぞおち）

下段は「金的(きんてき)」

人の中心、正中線が急所としています。

 

護身術で狙うべき急所は
目、鼻、口、のど、金的でしょう。

特に目や鼻を打たれると
涙が出て戦意喪失となるでしょう。

この急所を
貫手（ぬきて）や掌底（しょうてい）
金的蹴り、裏拳を駆使して
攻撃する仕方を覚えておきましょう。

ちょっと身体の使い方を覚えれば
逃げるための手助けには充分活用できます。

いざとなれば

「相手に噛みつく」

「爪でひっかく」

「相手の指一本だけへし曲げる」

いろいろな動きで
逃げる手助けは可能です。

女性の護身術について
詳しくはこちらをどうぞ。
護身術を女性が習うときのおすすめと簡単に身につける方法は？

 

 

護身術を女性の初心者が習うときのおすすめは？

 

 

私は以前警視庁のＳＰから

「西岡先生ならＳＰの護身術に
何が良いと思いますか？」

こう聞かれたときに

「空手」と

即答しました。

ボディーガードとして
襲撃者を制止、制圧するには

空手などの打撃系の
距離感が良いと感じています。

 

護身術で女性の初心者におすすめは？

 

やはり打撃系の格闘技の技と

ボディーガードの基礎である

「不審者の発見の仕方」

「対襲撃訓練」

これらの組み合わせですね。

護身術には
体を使う実際の技と

不審者や
危険箇所の選定など
知識との組み合わせでないと

女性や子供の護身術としては
体格と体力差をカバーできません。

護身術は自分を守るためのものですが
同時に大切な人も守れる護身術が

ボディーガードの基礎編です。

ボディーガードの基礎知識があれば
当然、警戒する目線も変わります。

今ここに起こりえる危険とは？

突如降りかかる危険を察知して
それをいかに回避するかは

やはり人を守るプロである
ボディーガードの基礎知識が
一番有効であると考えます。

危険を回避する知識と
実際の技の組み合わせが

護身術として最適です。

護身術のおすすめについて
詳しくはこちらをどうぞ。
ボディーガードは強い？ボディーガードがお勧めの護身術とは？

 

痴漢被害に遭う女性の特徴は？

 

「小柄で清楚でおとなしそうな女性」

気が強そうな女性は避けるようです。

胸を張って堂々と
毅然とした態度の
強そうな見た目の女性は
痴漢被害に遭いにくいようです。

やはり
護身術を習うタイプではない女性ほど
現実には護身術が必要になるでしょう。

護身術は
運動に自信のない人でも

体の使い方を覚えていけば
運動神経には関係はないので
誰でもできるようになるでしょう。

少し出来るようになると
ちょっと強くなった気持ちになりますよ（笑）

 

ボディーガードの基礎である
危険回避について
詳しくはこちらをどうぞ。
ＳＰやボディーガードの危険回避術は最強の防犯対策です！

 

 

まとめ

 

 

護身術を女性の初心者が習って
人の急所を攻撃できるようになり

ボディーガードの基礎知識を身につけ

大切な人をも守れる
護身術を身につけることで

より一層の自信が身につき
余裕をもった行動が出来るでしょう。

知識があれば
危険なことに出会う確率は下がり

不審者をいち早く察知することで
対応する準備も逃げることもできるので

女性の初心者には最適でしょう。