木村拓哉の
「BG~身辺警護人」
６月１１日は傑作選として
第９話が放送されましたが
今回もプロのボディーガード目線で
心構えやノウハウを解説します。
身辺警護の内容は
ボディーガードを目指す人には
勉強になると思いますよ。
目次
BG身辺警護人をプロのボディーガードからみたポイントとは？
今回はドラマの最終回でした。
前回と同様に
ドラマを楽しんで観る展開でしたね。
いつものように
場面ごとのボディーガードの
動きを見ていきたいと思います。
ボディーガードについて
詳しくはこちらをどうぞ
ボディーガードになるには強い意志と心構え そして基本が大事！
SP ボディーガードの心構え
今回はドラマの最終回でしたが
警備会社の社長が木村拓哉に
「無理をするなよ。
クライアントを護るのも大事だが
自分達のこともちゃんと護れ」
この言葉は民間にとって重いですね。
クライアントを護るための準備は
ボディーガード自身の安全にも繋がると
私は思って仕事をしています。
木村拓哉が齋藤工にBGを任せたとき
「ボディーガードは信頼されなければダメだけど
クライアントを信じることはもっと大事。
自分の事を信じてくれない人の事を信じる事はできない」
菜々緒がこの時に
「信じなきゃ準備できないから」
この会話は大事ですね。
身辺警護は人との信頼関係で成り立ちますからね。
SPの江口洋介が木村たちを前にして
「これからの警護は警察と民間が協力すべき
ただ、官民協力に応えられる優秀な民間はいない」
この言葉は警察やSPの
本音かもしれませんね。
警察だけでなく
官僚は自分達が上と思っているでしょう。
ドラマの終盤で
木村拓哉が齋藤工に
「俺はお前を信じている。
だから今回のBGをお前に任せた」
この言葉もボディーガードには
大切な心構えですね。
以前にも話しましたが
ボディーガードの訓練生の合否の判定は
「この訓練生と組んで現場に行けるか？」
この信頼関係ができなければ無理ですからね。
SP ボディーガードの身辺警護技術
クライアントの元大臣を
ホテルに送り届けた場面では
地下駐車場でクライアントを降ろしましたが
クライアントは
ホテル正面玄関で降ろして
部屋まで警護するのがベストだと思いますね。
地下駐車場からのエレベーターなどは
襲撃者が近くで隠れやすいですから。
ホテルでの事前の調査を実査と言いますが
基本通りの調査をしていましたね。
ドラマのストーリーなので仕方ないですが
ホテルの厨房からパーティー会場へ向かうとき
警察の警備が緩かったですね。
普通なら警察に不審者と思われた時点で
制圧されて連行されるでしょう。
ドラマの最後に
警護の場面が３パターンありましたが
BGの間宮祥太朗が
クライアントの後方から前に出て
クライアントの正面から近づく男性と
クライアントの間に入る動きは基本通りですが
いちいちクライアントに声はかけないですね。
歩く一連の動きの中で警護するのが基本です。
新人のBGが
クライアントの前を歩いていて
後ろのクライアントの動きを判っていないのは
ボディーガードあるあるですね。
クライアントの前を歩きながら警護して
尚且つ後ろのクライアントとの距離や
動きを把握するのは本当に難しいですよ。
最後に木村拓哉が
到着した車が
止まる寸前でドアを開けて降車して
素早くクライアントの警護につく動きは
基本通りで綺麗な動きでしたね。
ボディーガードは
警護の状況によっては
周りに見せる動きも必要ですね。
傑作選第８話はこちら
木村拓哉のBG身辺警護人 傑作選第８話をプロのボディーガードが解説！
木村拓哉のBG身辺警護人 傑作選第９話をプロのボディーガードが解説のまとめ
今回の傑作選もおわり
いよいよ新シリーズが始まります。
新シリーズの予告はこちら
BG～身辺警護人２の第１話をあらすじからプロのボディーガードが解説！
新シリーズでは
警備会社の組織の一員から
個人で活動する
ボディーガードの展開となるようで
立場的には自分と同じなので
どういう展開になるのか楽しみです。
ドラマのストーリーは別として
ボディーガードの動きや会話は
参考になるところは沢山あると思います。
本当のボディーガードを目指す人は
今後も参考にして下さい。
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