木村拓哉の

 

「BG身辺警護人」

 

続編が新型コロナの影響で延期となり

 

２３日は傑作編として

前作の第２話が放送されましたが

 

今回もプロのボディーガード目線で

心構えやノウハウを解説します。

 

ドラマなので

ストーリーは別として

 

身辺警護の内容は

ボディーガードを目指す人には

勉強になると思いますよ。

 

BG身辺警護人をプロのボディーガードからみたポイントとは？

 

今回はボディーガードの技術では

ツッコミどころ満載でしたね。

 

 

ボディーガードについて

詳しくはこちらをどうぞ

ボディーガードになるには強い意志と心構え　そして基本が大事！

 

 

SP　ボディーガードの心構え

 

今回は出だしに

クライアントから食器洗いや

掃除にゴミ出しと雑用を言われる場面で

 

食器洗いや掃除は極端ですが

 

クライアントから

目を離さない状況であれば

ある程度のワガママは受け入れます。

 

ゴミ出しをするかは別として

クライアントの家にある物を見て

趣味や嗜好品を把握するのは大事です。

 

 

クライアントから

お茶を勧められた場面で断りましたが

打ち合わせなどでは断りませんが

警護中は断りますね。

 

警護中などはできる限り水分を控えて

トイレに行かないようにします。

 

ボディーガードにとって

トイレは警護で大きな問題です。

 

 

ドラマの最後に

 

SP江口

「尊敬しますよ。武器を持った相手を素手で取り押さえ

買い物から密会まで付き合い、殺されかけたあげく

夫婦関係の相談にまでのるとはね」

BG木村

「BGはサービス業なので

クライアントの要求に従うのも仕事です」

SP江口

「クライアントに死ねと言われれば死ぬのか」

BG木村

「極端です、武器がない方が強くなれる」

 

この会話は

ボディーガードの心構えとして重要ですね。

 

ボディーガードは

自分達が護りやすいことを優先して

クライアントの行動を規制するのは

できる限り避けなければなりません。

 

それでも

警護でどうしても危険と判断したときは

クライアントに逆らってでも

 

クライアントの行動を止める必要があります。

 

依頼を受けたサービスですが

一般的な雇用主との関係というよりも

 

人としての信頼関係を築かなければ

身辺警護はできないことを心がけましょう。

 

 

また、BGがクライアントを見失った場面で

 

菜々緒

「私が責任をとります」

木村拓哉

「責任なんか取れない。

失敗すれば業界から閉め出される。

海外ではブラックリストもあるらしい」

 

身辺警護で失敗は許されないですね。

次の依頼はまず来ないでしょう。

 

私の知っている自称ボディーガードも

クライアントが刺されたと聞いてから

もう何年も会ったことがないですね。

 

BG身辺警護人傑作選第１話はこちら
木村拓哉のBG身辺警護人をプロのボディーガードが解説！

 

SP　ボディーガードの身辺警護技術

 

今回はボディーガードの

訓練生を見ているような感じでした。

 

まず、無線で私語を言い過ぎ。

まあ、ドラマだから仕方ないですが

無線は簡潔、明瞭が基本です。

 

 

クライアントが買い物から乗車する場面で

他の駐車している車に注目していましたが

 

まずは車を出入り口に移動させ

クライアントを素早く乗車させるのが基本です。

 

クライアントが駐車場に行くのであれば

 

駐車場は人が隠れやすいですし

ボディーガードが車から離れていると

何かを仕掛けられるかもしれませんから

 

一人のBGが先に駐車場や車の確認をして

クライアントを誘導するのがベストですね。

 

 

次にクライアントが美容院に寄った場面で

BGが一緒に店に入っていないのはダメです。

 

必ず中の様子や人と出入り口を確認して

店の中でクライアントを待つようにします。

 

無線で話していてクライアントを見失い

違う出入り口からクライアントが現れるなど

もってのほかですね。

 

ただ、訓練生も無線に意識がいってしまって

クライアントを見失うことは訓練あるあるです。

 

 

そして、もう一つ

訓練生でもよく起こるのが

 

店側からボディーガードが

不審者に間違われることですね。

 

目立ってはいけないと思うのか？

店の商品を見ながらさりげなくと

思ってしまうのか？

 

とにかく行動がおかしくなり

店の人から話しかけられて

 

その対応に手一杯になってしまい

クライアントを見失う。

 

これも訓練あるあるです。

 

とにかく

クライアントから目を離さないことは

当たり前ですが鉄則です。

 

 

ドラマではクライアントが

靴を何回も買っている筋書きでしたが

 

ボディーガードは

クライアントの趣味・嗜好を把握していれば

 

クライアントが徒歩移動しているときや

買い物をしているときなど

 

次に立ち寄りそうな店や場所を推測できるので

身辺警護においては大事な要素となります。

 

BG身辺警護人傑作選第３話はこちら
木村拓哉のBG身辺警護人　傑作選第３話をプロのボディーガードが解説！

 

木村拓哉のBG身辺警護人　傑作編第２話をプロのボディーガードが解説のまとめ

 

今回はボディーガードの技術的な

幼稚さが全面に出たストーリーでしたが

 

訓練では同じようなことが

よく起こります。

 

あとで冷静に考えれば当たり前のことでも

その場、その状況で瞬時の判断が必要となるので

常に起こり得ることを想定しておかないと

ベストの判断が出来なくなります。

 

ボディーガードは事前の準備が大切です。

 

ドラマの最後に

 

BG木村

「武器がない方が強くなれる」

 

ストーリー展開として

丸腰というのを強調しているのでしょうが

 

私としてはちょっと？ですが

 

本当のボディーガードを目指す人は

参考にして下さい。

 

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