東京に木本さんに会いに行って訓練をお願いするとき
「自分は背が低いのでSPには向いていないのですが・・・」
と言うと
「西岡さんSPに身長は関係ないですよ」
「どうしても気になるのであれば西岡さんは
指揮官になれば良いじゃないですか」
と言われ納得しました。
それから自分の弟子数名とチームを組んで
定期的に木本さんに
関西に来てもらって訓練をする計画で
約一年間
警護の訓練が始まりました。
最初の座学で
「警護は襲撃されること自体が失敗」
と言われ
「目からうろこ・・・」でした。
「自分を襲ってくる人を見たいですか?」
「たとえ警護員が目の前で襲撃者を取り押さえたとしても
クライアントは警護員のことを格好良いと思いますか?」
恋人が自分を助けてくれれば
格好良いと惚れ直すかもわかりませんが
警護を依頼しているクライアントは
自分の襲撃者なんかと会いたくないですよね(笑)
今まで考えたことのない内容だったので本当に新鮮でした。
警護は襲撃されたこと自体が失敗で
襲撃者を撃退するのが目的じゃなく
襲撃されないようにあらゆる工夫をすることが目的です。
また警護員は襲撃者を撃退するのではなく
クライアントを逃がすことが最終手段です。
だから格闘能力は
あるにこしたことはない程度の考え方でした。
今までの自分の周りの
格闘家と言っている連中がしているボディーガードは
クライアントに金魚の糞のようにくっついて
「来たヤツを倒せばいいんだろ!」
実際この程度でした(笑)
現実に自分の知っていた自称ボディーガードは
クライアントが襲われて
刺されてしまったと聞きました。
その自称ボディーガードは
今、何処にいるか判りません!
メルマガ登録はこちら