訓練の1ページとして
対襲撃訓練があります。
この時はやはり
極真カラテはとても有効です。
特に相手との間合い
そして前蹴りは
他の技より一番有効です。
極真カラテで黒帯になってから
自衛隊時代の警棒訓練中はいつも
「片手に警棒があれば10人は軽く倒せる」
と思っていました。
しかし
民間のSPが
いつも特殊警棒を持っているとは限りません。
対ナイフ訓練
は、自分の道場で行ったのですが
ナイフに対して素手でどう戦う?
と、考えたとき
護身術とし
ていろいろ教え方はあると思いますが
SPの訓練では
まず襲撃を防ぎながら
クライアントを逃がすのが目的です。
手の届く物で使える物は
何でも有効的に使えるように考えるのが基本です。
タオル一枚でも意外に時間稼ぎもできるし
相手を制圧するのにも使えます。
たまたま自分がタオルを持っていたので
使ってみると役に立ちました(笑)
この時に一緒に離脱訓練もしたのですが
初めて動けない人を抱えて走るのが
どれだけ大変かわかりました(笑)
消防のレスキューは尊敬します(笑)
SPの場合は
襲撃された時に
クライアントが動けなくなったことを想定して
腰などを抱えて逃げる訓練が多いのですが
一瞬のことなので訓練しておかないと
なかなかうまく動けませんし
そのまま車に乗せるのも結構難しいです。
対襲撃
現場離脱(クライアントと一緒に逃げる)
の時は
極真カラテの技術、体力は有効ですし
いろいろな武道の経験は有効です。
でも
この状況は
警護としては失敗の状況ですからね(笑)
本当に失敗した警護で
クライアントを守りながら逃げる
最後の手段が格闘能力になります。
一度警視庁のSPが襲撃されたとき
(実際には警護対象者の近くに空き缶をなげられた)
のビデオを見たのですが
立ち止まってしまった警護対象者を
一瞬でSPが取り囲んで
あっという間にその場から立ち去った動きは
「さすが」
の一言でした。
何事も準備が一番です!
当たり前ですが(笑)
メルマガ登録はこちら