あなたは何ができますか?
「私は部長ができます」
再就職に向けての面接で
こう答えた人がいたそうです。
自分のスキルについて
「部長ができる」
答えになっていないようですが
現代ではそうでもない感じです。
1990年までの企業では
年功序列の制度が大半で
年齢的に課長には誰でもなれた時代で
大手であれば子会社の部長におさまる。
しかし現代の企業では
年功序列の制度はなく
部長は
プロジェクトを成功させるための
司令塔の役割が大きくなっています。
部長は部門の経営者として
人・物・金の経営資源の使い道の
権限と責任を与えられています。
当然、会社や部署によって
スキルが違うのは当たり前ですが
大きく分けると
企画、人事の管理部門と
営業、開発の現業部門でしょう。
現業部門は
複数の課をたばね
複数のプロジェクトを推進し
企業の業績の根幹といえます。
部長としてプロともいえる人は
プロジェクトを成功させるため
「適材適所に人材を配置」
第一のスキルでしょう。
複数の課の所属の人員を
そのままの所属で動かしても
業績を上げるのは難しく
プロジェクトごとに
人員を配置換えすることで
業績は大きく変わります。
尚且つ
中堅、若手などの社員を
成長のためにチャレンジできる
「人材育成のための配置」
これについても重要です。
大手企業では
100人規模の人員の
一人一人の能力と適性を生かせる
「適材適所」
どの分野の企業でも
必要とされる第一のスキルです。
第二のスキルとして
企業の経営目標を
部の目標に落とせるかの
交渉ができるかどうかです。
企業の目標を
取引相手や部員のスキル
社員が疲弊せず
達成できる目標にできるかです。
上から理不尽な命令が来た場合
どこまで応じて
どこから断るかで
部の運命は決まります。
無理に無理を重ねると
「データの不正改ざん」
「不適正な会計」
これらの根源となってしまいます。
部長は理不尽な経営者から
部の組織を守るスキルが必要です。
第三のスキルは
「コミュニケーション」
上司と部下に絆があるのは
組織としては理想ですが
一人一人の個人として
人間関係を保てるのは
企業としては
最後の上司が部長です。
執行役員から上の人は
部下とは戦力としての活用で
育成とは離れ
人間関係はドライになります。
「大丈夫か・やれるか?」
サポートできる最後の上司であり
経営者の考えを
組織として必要であれば
部下に説明し説得するのも
部長としての役割となります。
企業にとって
「部」
とは重要な組織単位であり
その部長とは
人を統率するスキルがあり
部門の経営者でなければなりません。
企業の方針と戦略に基づいて
経営資源を使い
部下を生かして業績を上げ
「組織と部下も成長させる」
直接的に組織を引っ張るのではなく
業務がうまく回る仕組みをつくり
部下にイキイキと働いてもらう
「環境をつくる」
間接的に
組織を動かす能力を求められます。
「私は部長ができます」
プロともいえる部長は
自分のスキルと言えますね。
お読みいただきありがとうございました。
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