訓練も進み始めて
自分達に面識のない人を
クライアント役にしての警護訓練。
朝一番に
同行役の警護員が
クライアントに挨拶をして
訓練開始。
やはり訓練とはいえ
クライアント
運転手も
面識のない人なので
緊張感があります。
訓練通りに行えば良いと思っていても
「クライアントに失礼がないように」
という気持ちが強くなってしまって
警護の動きが出来ず
まるで秘書のようになってしまいます。
企業では
秘書兼任で
警護の形をとっている所もあるようですが
まるきりの秘書では
警護が成り立ちません。
用心棒的なボディーガードが
運転手兼任でいる所もありますが
「誰か来たら相手するよ」
の用心棒は論外として
どれだけ優秀なSPでも
運転手兼任などは
警護能力としては
30%くらいしか
出来なくなると思います。
警護の基本は
クライアントに同行する同行警護員と
クライアントの行動予定を
先回りして受け入れ態勢を整える
先着警護員の二人一組が基本です。
行き当たりばったりの襲撃者などはいません。
襲撃者は
対象者の行動を監視して
待ち伏せをします。
ですから
信頼できる先着警護員
で、なければなりません。
自分が訓練生を見ていて
合格ライン
か、どうかは
自分とコンビを組んで
警護の現場に行っても
信頼して先着を任せられるか?
どうかの感覚ですね。
車の運転も
警護員がすれば
スムーズに進みますが
警護を知らない運転手は
車を何処に止める?
から始まって
ドアロックの解除
待機場所など
細かく指示してあげないと判らないので
警護の動きがとりにくくなります。
それでも秘書ではないので
「まずは警護第一」
の動きに集中しなければなりません。
判っていても
気を使いすぎて
警護になっていない時が多くなります。
警視庁SPなら
周りの雰囲気も
「SP」
で終わってしまうのでしょうけどね(笑)
反対に言えば
SPは優秀な秘書
になれると思います。
「企業役員の方は
SPを秘書兼危機管理部門で
雇用をご検討ください!」
自分は真剣に
この配置を企業に広めたいと思っています!
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